2017年11月27日月曜日

完結・イエローナイフ

滞在中、面白いサイトを見つけたのでおすそ分けします。
オーロラ観測サイト

このサイトでは、ここ何日かの観測予報やオーロラ図(気象図の雲の様子、のようなもの)、宇宙風のデータ等が見られます。
しかし、天気は非常に変わりやすく、私達の滞在中は観測予報がズレたり外れたりしていました。
安定している時期には参考になりそうですね。

【四日目】
実質、イエローナイフ最終日のこの日。
9時前には起きて朝食へ。
ほうれん草のエッグベネディクトを注文。
ここで一軒目のB&B朝食がいかに美味しかったかを実感!

ここにはサウナがあるので水着を持って来ていますが、タイミングが合わなくて入っておりません。
本日のツアーは13:50出発なので、今この空き時間が最後のチャンス!
どうしよう。



めんどくさいな…

でも、せっかく水着持ってきてるしな…

 

めんどくさいな…


同じく水着持参の夫に聞くと
「俺はー、いいや」と即答!

即答!! 
私も行くのをやめました。

そしてゆっくり過ごし、迎えに来てくれたバスに乗りベックスケンネル事務所へ。ホームページはコチラ
事務所の前には犬がたくさんいます。

ログハウス風の小屋の中は暖かく、無料ホットドリンクがあります。

レンタルした雪用ウェアに着替え、外へ。
スノーモービルが並んでおり、他2組と操作についての説明を受け、いざ出発!



わきあいあい



マシン感




鼻と耳がちぎれそうなほど痛い人たちの笑顔





ここで遊んでください、と言われる



事務所のすぐ裏に広大な湖が広がっており、そこが遊び場です。
しばらくすると、またもう一つ向こうの湖に移動し、かなり長い間スノーモービルを楽しめます。
が、鼻と耳が痛い。
そしてコースを進むのではなく、広いところをぐるぐる回るので、私は直ぐに飽きてしまいました。
夫に聞くと「飽きない」とのこと。
男性向けなのか…?


終わるとウェアを返し、バスでホテルへ。
夜ご飯は一昨日のビール工場の隣のレストランへ!
こないだのトマトスープと、スモークフィッシュのポテトサラダとパンを注文。
夫は何かしらバーガーを注文していました。

明日は4時起きで朝一の飛行機に乗るので、アルコールは摂りません。
美味しいご飯をお腹いっぱい食べ、残ったサラダを箱に入れてもらいお持ち帰り。

荷造りをほぼすませ、22時くらいに寝ました。

【最終日】
4時起床。
お茶を淹れ、飲み、用意して5時のマイクロバスで空港へ。
乗客は私達以外一人だけ。

空港にはすでに60人くらいいました。
手荷物検査でかなり並んでいるので空港内の喫茶店で朝食。
サンドイッチを買い、夫と半分こ。
私は昨日のポテサラも食べました。
食べ終わった頃には手荷物検査が空いてきており、さっさと行きたいのに、買ったお茶が熱々で飲めない!
必死で飲みほしました。



行きも帰りもプロペラ機


こうして 楽しい旅は終わったのでした。
めでたし めでたし。

ちなみに乗り継ぎ空港では毎回メキシコ料理を食べ、すっかり魅了されてしまい、モントリオールに帰ってすぐ奥様友達とメキシコ料理を食べにいきました。
その話もまた、後日。

2017年11月26日日曜日

続々・イエローナイフ

【三日目】
今日は、2泊したB&Bをチェックアウトします。
そのまま荷物を持って、昨日レンタルした雪用ウェアをオーロラビレッジ事務所に朝10時までに返却に行かねばなりません。

美味しい朝食(今朝は二人共フレンチトースト)の後、部屋に戻ってタクシーを予約しました。
その時9時15分。
「10時10分前に○○まで、お願いします」と言いました。
言いましたよ。

言って、ゆっくり荷物を用意しようかな、と思っていると、窓の外(B&B正面玄関)に一台のタクシーが停まりました。まさか…?

1分ほど考え、まだカフェスペースにいる夫を呼びに行きました。
「タクシー10時前にお願いしたけど、もう来たかも!」
その時はもう確信してましたね。私達のタクシーだと。

3分くらいで荷物をまとめ、急いでタクシーのところへ行き、もう一人来ます、あとタクシー10時10分前にお願いしたんですけど、と言うと、「え!もう、こっちは聞いてないけど10時10分前だったの!?そりゃ急いでくれてありがとね!」と、プンプンしながら言っていました。

皆さん、イエローナイフではタクシーすぐ来ますので予約要りませんよ。

オーロラビレッジ事務所は10時開業なので、早く着きすぎて暇。
こういう時はスーパーへ避難。
今日から泊まるホテルで食べようと、大きいフルーツ盛りを購入。



誕生日ですし



10時前にオーロラビレッジ事務所に戻ると開いており、ウェア返却終了。
雪が降ってきました。

今日は22時からのオーロラツアー以外予定が無いので、散策と昼寝です。
ホテルにチェックインして散策へゴー!

シャトーノヴァホテル



お湯の出も、部屋の温度も清潔さも申し分なし!
窓からの景色も良かったです。
歩いてすぐ湖があるので、そこに行ってきます。







小道へ



お?




ピクミン?



ピクミンに話しかけると、君もやってみなよという風に「気持ちいいよ」と言ってきたので、「ふーん」と言ってその場を離れました。

するとピクミンは一人で走り出し、遠くへ行ってしまいました。


この広さ




この奥が一面湖




夏にいるらしい鳥たち





雪の質は粉雪で、サラサラパラパラです。
一粒ひと粒が凍っているのでしょうね。
歩くと、日本のものよりギューギュー音が大きく鳴ります。


足を止めると無音の世界





町中のペイントは色鮮やか




私のスープとケサディーヤ




バイソンバーガー




バイソンのお肉


バイソンバーガーは、非常に美味しかったです。
臭み消しのニンニクやスパイスがしっかり効いていました。
個人的には牛肉より好きです。

さあ、ここからは体力温存タイム。
ホテルで小さなマーケットを催していて、色んな手作りの製品が販売されていました。
ここでお土産を買いました。
Laughing lichenという手作りコスメブランドのエゾマツの松ヤニを原料に作られたバームにしました。

松ヤニには殺菌消毒作用があるそうで、このバームは擦り傷、アカギレ、おむつかぶれ、乾燥、火傷、凍傷、アトピー肌などに好いらしい。
どんだけ肌のコンディション整えんねん、と思いました。

塗った感じは、スルスルと伸びが良くオイルのような感触。
ベタベタしません。
匂いも気に入りました。
中学の時ハンドボール部だった頃にフワッとタイムスリップしそうな香りです。

これからモントリオールも寒くなるので、自分にも買いました。



ここでフルーツ盛り




さて、15時くらいからゴロゴロし、17時くらいにやっと眠り、21時起床。
窓から空を見ると曇り。
こりゃどうかな。

しかしツアーは待ったなし。
出発です。



ホテル入り口脇にありました




見本みたい


バスはホテルまで迎えに来てくれます。
乗り込むとすでに3人ほど先客が。
後に3人追加でガイドさん含め9人で出発。
40分ほど真っ暗な道を走り、小道に入るとすぐティーピーが。
そして奥に山小屋。
待機場所ですね。




温かい




台所にはスープ缶が山積み




ホットドリンク



さあ、今から朝2時までオーロラを待ちます。
ちょっと見に行っては小屋で休み、見に行っては休みを繰り返します。
もう外はとにかく寒いので、1月2月に来る人どうしてるんやろうと本当に疑問です。

待ち時間は、日本の旅番組がイエローナイフにきた回の放送をテレビで流してくれるのでそれを見たり、他の日本人の人たちとお喋りして過ごしたので退屈することはありませんでした。
本を読んでる人もいました。

結果、全然見えず、変える直前にちょっとだけ薄っすら見えたくらいでした。

しかし、視界が開けた湖の上から眺める空はとても広く、オーロラがたくさん見えるときは凄いんだろうなと想像しただけで胸がアツくなるような環境です。

そこを引き揚げ、もう一箇所違う湖に行き鑑賞。
全然見えず。
私は足の指が凍っていないか真剣に確かめようとしていました。

そして3時過ぎにホテル到着。

久しぶりに知らない日本人の人たちと触れあえ、同じ目的のために行動するのが、サークルっぽくて楽しかったです。
犬ゾリはオーロラビレッジ、オーロラツアーはベルトラという旅行会社のツアーで行きましたが、両方の会社共スタッフの方々の印象が非常によく、快適に楽しめました。
また来たい、と夫に言うと「ほら、他にも見る所色々あるから」と、至極真っ当な答えが返って来ました。

明日はスノーモービルの予約をゆったり15時からの入れておりますの、ホホホ。
では、ごきげんよう。

続く








2017年11月25日土曜日

続・イエローナイフでオーロラ

【二日目】
今日は事前に犬ゾリとスノーシューイング(かんじき体験)に申し込んでいます。

B&Bの朝食メニューの中から、私はアスパラガス入りのエッグベネディクトを、夫はフレンチトーストを食べました。
以前ケベックシティの朝食で食べたエッグベネディクトは、サワークリームが多くて酸味が強かったのですが、ここのは丁度良い塩梅、美味しい…美味しいよ……!

11時過ぎに、同じく予約していた雪用ウェアをオーロラビレッジの事務所まで取りに行かねばなりません。
ゆっくり昇る太陽を浴びながら、極寒散歩です。



寒い、顔が痛い
でも楽しい



湖は凍って雪が積もっている



冬は太陽があまり高くならず、お昼前から15時くらい(多分)まで上の写真のような状態を続け、その後沈みます。
逆に夏場は太陽が沈んでる時間が短くなるらしいです。

オーロラビレッジ事務所で雪用ウェアを借り、その場で着替え、ツアー集合時間まで時間があるのでスーパーでブラブラ、おやつなどを買い込み、集合場所のホテルへゆっくり向かいます。

迎えのバスには、すでに20人くらい乗っていました。
半分日本人、半分韓国人で、中国人は別のもう一台のバスでオーロラビレッジ(ティーピーというテントやレストランがある場所。バスで30分くらい)へ出発。

到着すると、オーロラビレッジの説明(ホットドリンクはご自由に、待ち時間には外の滑り台やマシュマロ焼きが出来ます等)があり、犬ゾリの順番発表。
私達は17番目。
時間がたっぷりあるので、滑り台(ゴムボートにのって滑る氷の滑り台、迫力あり)とマシュマロ焼きをし、トイレに行くと、スノーシューイングの時間になりました。



マシュマロを焼く民




スノーシューを履いた男




私も履きましたよ




いざ、行かん!








松ぼっくりをリスが食べ散らかした跡や、何かの足跡等を観察しながらの散策は、想像以上に楽しかったです。

途中、白樺の皮を剥いで、松の小枝をポキポキ折り雪の上に重ねて、携帯ナイフの取っ手の下に仕込まれている火打ち石で、チャッチャッと火種をおこし(実際には点かなかったのでマッチで火をつけました)、雪山では案外簡単に火をおこせるんだよー、とガイドのお兄さんがやってみせてくれました。

途中、見晴らしの良いところで休憩。
ガイドさんがホットココアを振舞ってくれました。



本当はもっとすごい





ホットココア



「1時間くらい前に作ったんだけど、少し冷めてるかな」と言いながら一人ひとりに渡してくれた優しいガイドさん。
もらったココアは体温くらいのぬるさ、そして何より薄かった。
でも嬉しかったです。

コテージへ戻り、温かいもの(濃いココア)を飲み、犬ゾリへ。

ちょっと怖い




犬ゾリ師
全然怖くない




楽々



さっき歩いたような景色を、今度はハイスピードで駆け抜けます。
耳と鼻が痛くなって慌てて隠しました。

今日のアクティビティはここまで。
町へおります。


この日は「サンタクロースパレード」がある、とのこと。
ワクワクで開始を待ちました。
どんどん子供連れの家族が沿道を埋め、いよいよ始まりました!




まず親子



「?」となります。
「え、  誰?」と。
40才くらいのお父さんと二人の息子が、少し照れながらたまに手を振る…。
それがトップを飾るこのパレードは、想像以上に緩いものでした。



デコレーションされた実用的な車





唯一のきぐるみ





なぜかスターウォーズ





実用的な車に運ばれるスノーマン






何かを訴える民



他にも、電飾を張り巡らせた消防車など、町全体が一丸となって催しているのが伝わる内容で、ちょっと面白かったです。
それと、一つ一つの間隔空きすぎ。


パレードはあっという間に終わったので、どこで夕食を食べようかとウロウロ。

この夜偶然入ったレストランがすごく良かった!
となりがビール工場。
作りたてビールの種類が多い多い。



ここです



スモークトマトスープ
濃くて美味しい
ガーリックトースト付き




ベーコンチーズバーガー
チリスープ添え
スープがまるで煮込み料理
チリコンカルネ




タコス
ネギたっぷり、柔らか〜い煮豚もたっぷりで
バクバク食べました



ビールのテイスティングプレート
4種類のビールが楽しめます


個人的にビールは全く好きではなく、普段は飲みません。
しかし、このときは何となく飲んでみようかなと思い、2種類あるテイスティングプレートのクラッシックな方を注文しました。
これが、
もっっっのすごく美味しかった!
写真では渡りづらいですが、真っ黄色のものからかなり深い茶色のものまで色の違いがあり、苦味も違います。
しかしすべてに共通するのが圧倒的にフルーティ、これが麦?と思うほどの爽やかな酸味と軽やか且つ深い味。

出来たてだから?
それともここの作り方?
とにかくこんな美味しいビール初めてでした。

店内は広く、オシャレです。
お客さんも多くて店員さんたちも親切、言うことなしですね。
また来ます。

お腹いっぱいで帰りました。

この日は終始曇っており、オーロラはおろか、星すら見えませんでした。

続く





2017年11月24日金曜日

イエローナイフでオーロラ / Aurores boréales à Yellowknife

誕生日を祝う目的もあり、オーロラを見に行きました。

カナダにはオーロラ鑑賞で有名な町がいくつかあります。
イエローナイフ、ホワイトホース、フォートマクマレーなどは、オーロラが見える確率は同じくらいで、3泊したら一回は見られる率は98%だそうです。

夫が航空券の手配と旅の行程を表にしてくれ、私は宿の予約を担当しました。

【一日目】
モントリオールから朝9時ごろ出発し、トロント、カルガリーを経由しイエローナイフへ19時半ごろ到着。




カルガリー手前ですでに氷の世界




イエローナイフ空港にて




この表情




すっかり暗くて、空港から予約したオールドタウンにあるB&Bに20時頃に着いたときには電気も消えていました。

B&Bの建物の横に人がいて、話しかけたらオーナーでした。そのまま案内してもらい、すぐに近くの小さなビストロへ晩ごはんを食べに行きました。

ここは旅行者の聖地かな?
と、思うほどのメッセージが、壁や天井、テーブルにまでビッシィィと溢れています。






 

中国、韓国、日本人が多いですね。
特に韓国人は履歴書に貼るような証明写真を壁に貼っている人がチラホラいました、流行ってんのかな。








カナダ自体、晩ごはんの時間が早く、18時頃らしいですね。
20時過ぎに入店した私たちに、店員のお姉さんが「もうバッファローのシチューと魚のチャウダーしか無いですよ」と言いましたが、こちらとしては正にそういうのが食べたかったんですよ!と大喜び。
雪深い町だからか、少し塩分多めですがお肉は柔らかく煮込まれ、魚は旨味が出ていて美味しかったー!


左:バッファローのシチュー
右:魚のチャウダー    





到着日の気温



21時、B&Bに帰りデッキ(湖に面したテラス)から空を見上げると、白っぽく長い雲のようなものが…
これが…、オーロラ?
ジッと見ていると、少し緑がかっている気がする。
あ、これはオーロラだ、となんとなく思う。
その周りには星がたくさん見える。

5分ほど見て、一旦部屋に戻る。
お風呂など入ったりして、22時頃もう一度デッキへ。

すると、先程の雲っぽいオーロラがカーテンのような、まさにオーロラ!という形になっている。
わー!こんな簡単に見られるのか〜、さすがイエローナイフ!と思いました。
携帯電話で撮影しようと思いましたが、真っ暗出何も写りませんでした。
感度(ISO)3000とかの世界らしいです。
また5分ほどで寒くなり、「明日しっかり見るかな」なんて思いながら就寝。

実はこれが最初で最後のオーロラになろうとは…

初めの2泊はBayside Bed and Breakfastに宿泊しました。
朝食がとてもとても美味しい宿です。


続く